ポケモンGOについて考えてみる
- 2016.08.21 Sunday
- 23:05
JUGEMテーマ:ポケモンGO
この記事を書いている2016年8月は「ポケモンGO」をプレイする人たちで町があふれかえっています。
この「ポケモンGO」騒ぎは賛否両論のようだけれど僕はなかなか面白いと思う。
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ポケモンGOの話
我が家はマップで見える範囲にポケストップ2つとジム1つしかない田舎町なのだけれど、先日そのポケストップになぜか桜が舞っていた。あきれ顔の嫁さんの目を気にしながらもいそいそと行ってみると、照明もほとんどない夜11時半の公園に10人くらい集まっている。
「ゲームする為に家にいる人は多いけれど、家から出ないとできないゲームなんていままでなかった。」
当然みんなスマホをもっていて目的は明確だから少しきまりが悪いのだけれど、このへんぴな町で夜中にポケモンを捕まえるチャンスはそう多くないから真剣だ。
ルアーがタイムアップした頃。その中にいた2人づれの若い女の子(風呂上りのいい匂いがしている)にたぶんそれより少し若めの兄ちゃんが果敢にアタックしてなんとファーストコンタクトに成功してしまった。
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私の話
僕は30年ほど前からIT系のエンジニアをしている。ネットワーク技術を専門にしているからインターネットのない時代からインターネットのある時代への移行を当事者として進めてきた人間だけれど、時々これが正しい方向なのか疑問に思う事がある。
知り合いに身体的な問題で外出がほとんどできない人がいるのだけれど、彼女にとってネットはなくてはならない存在だ。アマゾンで得意のコンビーフスパゲティーの材料を買ったり、学生時代の友人とSNSでたわいのない(けれどとても大切な)コミュニケーションをしている。
ネットとそこの中で行われているサービスはたしかにすばらしいし、もうそれがない時代にはもどる事なんてできない。
けれどこの仮想文化は実文化からの燃料の注入が必要だ。
時々僕は、このままネットの仮想文化が膨れ上がっていったら燃料が足らなくなって古い恒星のように一気につぶれてしまうんじゃないかと思う事がある。
「ポケモンGO」はアメリカの「ナイアンティック」という会社が作った。
この会社は、もともとGoogle社内で企画されてその後独立した会社なのだけれど、この創立にかかわった人が面白い事を言っている。
「私は、世界をよくするためには、人が外に出ればいいと思う。もっと外に出て、動いて、人同士でつながったり、身の回りに何があるのかをよく知ること。まず、それが行われることで、世界は変わるんだ」
これは、インターネット界の巨人Googleの中の人の言葉だ
このブログのタイトルは古い有名なエッッセイのタイトルをもじっていて、ずいぶん昔に作った個人的なWEBサイトと同じものです。どこまで続くか、どれくらい見てもらえるか予測もつかないけれど、もう一回やってみたくなりました。よろしくお願いいたします。